SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

茶畑 SR times 第17号 「先端技術講演会」

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 1月30日(木)「宇宙の中の地球」と題して講演をいただきました。講師は国立天文台理論研究部教授の小久保英一郎先生です。
 以下に,小久保栄一郎先生のプロフィールと今回の講演会の内容の一部を掲載します。

《小久保栄一郎先生のプロフィール》

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  • わが仙台一高の39回生。
  • 東京大学を卒業後,国立天文台にて日夜研究に打ち込んでいる。
  • 中学校の教科書に掲載されている「月の起源を探る」の著者。
  • スキューバーダイビングが趣味で日本各地,世界各地を潜り歩き,地球の豊かさを知る。
  • 漫画「宇宙兄弟」に登場する「金子・シャロン」のモデルとも。
  • 先生の惑星を研究する理由  地球への想い…海,生命
     宇宙への想い…地球外生命体,第二の地球

《講演内容:ざっくり「天文学」》

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  • 天文学とは?
    天文学でいう宇宙とは,観測できる宇宙のこと。
  • 「宇宙」の言葉の由来は漢代の書物「准南子斉俗訓」より
    宇→空間(縦,横,高さ)
    宙→時間(過去,現在,未来)
  • 天文学→観測天文学(紀元前~ )
                      「宇宙を観る」
         →理論天文学(紀元前~ )「宇宙の物理を考える」
         →シミュミレーション天文学(20世紀~ )「宇宙を再現する」 
                     …スーパーコンピューター(理論の望遠鏡)を使う。
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  • シミュレーション実験とは
    天文学では実験が不可能,観測が困難である場合が多く,スーパーコンピューターでのシミュレーション実験というアプローチしか取れない場合が多々あるため, 天文学では有効な手段。
  • 天文学的な地球の住所
    宇宙の大規模構造→局部銀河団→局部銀河群→銀河系→オリオンの腕→太陽系→地球
  • 惑星誕生
    原始太陽系星雲→微惑星の暴走的成長→原始惑星の寡占的成長→惑星

《感想》

  • まるで,宇宙の中に吸い込まれたかのような気持ちで興味を持って小久保先生のお話を聞くことができました。 まだまだ謎が多い宇宙ですが,これからも多くの発見があればいいと思いました。
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  • 今回の講演会を聞いて,多くの発見をすることができました。地球は宇宙の広さに比べると,塵以下の存在だと思いました。実際研究している人の話を聞くと, 宇宙という存在に本気で向き合っていてすごいと思いました。
  • 現在の宇宙の姿だけでなく,過去と未来の宇宙を予測する研究もされていて,興味と関心を持てた。現在の太陽系の惑星の配置が科学的に証明をされよう としていることに,驚きと感銘を受けた。まだ宇宙で解明されていないことが将来解明されることを期待している。
  • 今回の講演では元々あった宇宙への興味がより引き立てられました。特に印象に残っているのは,現在で正しい事として認識されている事は, 本当に正しい事ではなく,標準的な理解がされているだけで,決して正しい事ではないという事です。その様な事が新たな発見により, ひっくり返る可能性があると思うと,とてもわくわくしました。また,講演の最後の方に話されていた地球は「暗い青い点」でしかないという言葉も印象に残りました。 日々生活をしている地球は,広大な宇宙の中ではちっぽけな点でしかないと思うと自分の悩みなど“くだらない”とまではいかないまでもそんなに気にする必要は無い のかとも思いました。とても良い経験ができたのではないかと思います。
  • 自分はこの講演を聞くまでまったく宇宙や科学について考えたり興味を持ったりしたことはありませんでした。しかし,この講演で宇宙の広さ,すごさ, 面白さを目の当たりにし,圧倒されました。また,科学というものは完成されたものという先入観がありましたが,全くその様な事はないと聞き,驚くと同時に 科学の面白さというものを分かった気がしました。自分は文系を選択したのですが,理系を選択した人がうらやましくなりました。

★ ☆ 編集後記 ☆ ★
 「宇宙の中の地球」ということで講演をいただきました。みなさん興味深く聞くことができたと思います。 私たちの想像では計り知れないスケールである宇宙をCGの中で体感できたのではないでしょうか。 私たちが生きている世界も,宇宙規模で見てみると全く違う景色になります。私たちが普段観測できている世界は宇宙のほんの一部。 そして同時に無くてはならないものなのだということが実感できたのではないでしょうか。これから人類が宇宙へと踏み込んでいく時代が来ることでしょう。 そして,今日感じた「世界」の感覚はその未来への道標となるでしょう。

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