SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

茶畑 SR times 第18号 「学術研究SAB口頭発表会」

SR18号ロゴ

 去る3月18日(火),去年の4月から取り組んできた学術研究の集大成として「学術研究SAB口頭発表会」が行われました。物理,化学,生物,地学,情報,数学,国語,英語,公民,地歴,保体,音楽のそれぞれのゼミの代表者がパワーポイントを用いてこれまでの研究の成果を発表しました。様々な視点からの発表があり,さらに視野が広がるきっかけになったと思います。運営指導委員の先生方からの講評もあり,非常に充実した時間となりました。
 生徒たちにとって,この1年間の学術研究の活動を通して得られたこと・学んだことは少なからずあったのではないでしょうか。このような機会を与えてくださった先生方,この活動を多方面から支えてくださった多くの皆様に深く感謝申し上げます。

1年を通しての学術研究の感想

生徒の感想を紹介します。(一部抜粋)

SR18号写真1

●他人の発表を聞き,良いところを吸収したり,また,結論などに矛盾していないかどうか疑いの目をもって聞いたりするようになった。よい経験ができた1年であったと思う
●1年という期間は思っていたより短く,研究に費やす時間が完全に足りなかったと思います。ただ日程上,あまり時間を長くとるのも難しいと思うので,いかに短時間でできるテーマを設定するかが大切だと思いました。
●今年はSゼミに所属していたこともあり,レベルの高い研究をすることができたと思います。自分の研究以外にもたくさんの講演会を通して色々な先生のお話も聞くことができて良かったです。学術研究は授業以外の時間でも行わないと間に合わないことがあったり,講演会などが理系に向けたものが多かったりしたのが改善点だと思います。私たちが学術研究の初年度だったこともあり,改善点はたくさんあると思いますが,これらを後輩たちに生かしてほしいと思います。

SR18号写真2

●自ら課題の選択,それを成し遂げることの学術的価値の証明をすることは,生物分野での見識だけでなく,多様な社会の中の生物学の在り方などの知識を得られる良い機会になった。実際にアクションを起こすことは大事だが,しっかりと計画を立てて研究をその通りに進める必要を感じた。自分達が積み上げた成果を人に理解できるように文章を起こす技術,構成を学んだことがSSHで得られた最も大きな成果だったと思います。

運営指導委員の先生方からの講評

運営指導委員の先生の方々からの講評を以下にまとめました。

SR18号写真3 SR18号写真4

●鈴木陽一先生
(東北大学電気通信研究所 教授)

 学術的な取り組みがしっかりしているものが多かった。発表の場はコミュニケーションの場であるのに,質問が少なすぎる。もっと活発な意見交換をするとよい。日本語の力をしっかりと身につけることが重要である。どこまでが,調べたこと・自ら検証したこと・推測したことであるのかをしっかりと明記するとよい。
●須藤彰三先生
(東北大学大学院理学研究科 教授)

 結論において,「ここまでしかわかりませんでした」という言い方はしない方がよい。他のわかっていることをきちんと伝えるべきである。


●清水浩先生(慶應義塾大学 名誉教授)
 発表は水準以上であったと思う。英語での発表は,主語を切って話すとよい。パワーポイントを見て話す人が多くいたため,聞き手の顔を見ながら話すとよい。質問をすることはコミュニケーションであると同時に,発表者への最大の賛辞である。発表者は想定問答を10個は考えておくとよい。
●虫明元先生(東北大学大学院医学系研究科 教授)
 おもしろい視点で問題点を見つけていた。自分が何かに興味を持ち,疑問を見つけそれを調べる,という能力は社会に出て役に立つ。聞き手は発表を全て鵜呑みにせず,突っ込みどころを探し,疑問を見つけることを心がける。研究で自分の使った道具について何をどう測ったのか,をわかりやすく伝えられるとよい。
●枝松圭一先生(東北大学電気通信研究所 教授)
 個性的かつおもしろい視点で研究している。SSHの活動は大成功である。サイエンスの心をもってこれからに生かしてほしい。

編集後記

 先日の口頭発表会をもって,我々が2年間にわたって取り組んできた学術研究が終了しました。さまざまな講師の先生をお呼びしての講演会や,生徒自身でアポイントをとって行う研修旅行,多くのポスター発表などの経験を積むことで,新しい分野に関心を持ち,視野が広がったという人も多いのではないでしょうか。
  この67回生はSSH初年度ということもあり,ゼロからの試みであったので,進める中で不明瞭なことも多かったと思います。来年度以降SSHに取り組む一高生には,今年度のSSHを通して見つかった課題点を活かして,私たちの研究を引き継いでいってほしいと思います。2年間本当にお疲れ様でした。

(学術研究委員 蛯原健介 佐々木優吏 後藤絢香)

SSH

PDFファイル(サイズ:xkbytes) は、Adobe Readerでご覧ください。
もし、インストールされていない場合は、 HPで必要なソフトサイト(無料)より、ダウンロードしてください。 もしくは、Google社の無償ブラウザChromeHPで必要なソフトをご使用頂いてもPDFファイルをご覧になれます。

ページのトップへ戻る