SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

茶畑 SR times 第2号 「第一回科学技術講演会~医学分野~」

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 7月13日(金)の放課後に第1回の科学技術講演会が行われました。SSH関連の科学技術講演会の記念すべき第1回目の講師は順天堂大学医学部心臓血管外科の天野篤先生で、 「この時代の医師としての役割」という演題で講演してくださいました。内容は先生ご自身のこれまでの道のりから先端医学の様々な状況、そして現代・これからを生きる若者への熱いメッセージなど、 質疑応答も含めて2時間にも及ぶ中身の濃いものでした。こうした講演を聴くことで、生徒たちは医療や科学技術、そして文系理系問わず、次の世代へつながる各自のテーマについて少なからず見えてくるもの があったのではないでしょうか。以下に生徒の感想を紹介します。

 人間味のある人だった。 大学受験の時に挫折されたというお話にも親近感を覚え、魅了されっぱなしだった。私も天野先生のような大人になりたい。そのためには先生の話にあったように挫折を経験しても前向きに物事を考えられる 精神力が必要だと思う。ヒトの解剖実験室の中で食事をとれるまでにはなれそうもないけれど、「挫折は新たにチャレンジするチャンスである」の言葉の凄さを痛感した。実際の心臓手術の映像を初めて見た。 心臓が動いたまま20ミクロンという細い糸で縫うなんてことが本当にできるんだと感心した。先生の手はまさに神の手のように思われ、私は先生の手ばかりを見てしまっていた。先生は亡くなった方の顔は 忘れられないと話されていた。患者や家族の思いを背負って、失敗できない手術を成功させるのは並みの精神では難しいと思う。天皇陛下においてはなおさらだ。それにもかかわらず、先生はプレッシャー に押しつぶされることなく前向きに、「いつ声がかかるのかと待っていた。」と話されていた。医者というのは人の命を預かる仕事だから、そう思えるようになるのが普通かもしれないが、その中でも誰より 実績があり、冷静さを保ち続けられる先生を尊敬した。今回の講演会に参加できて本当によかったと思っている。高みを目指す志や学習のやる気が倍増した。仙台一高に足を運んでくれた天野先生に心から 感謝する。

 まず心に残っているのは、医学界に 「弁慶として立ちはだかる」という言葉です。その言葉には心臓外科医としてのプライドと後世への期待があると思う。また天野先生は「結果」から物事を考えているのも見逃せない。自分にしかできないこと があるのだから、誰がやっても同じ結果のことには手を出さない。それでいて新しい技術を取り込んでいる。後続の若手医師のために盾となる心持ちで学ぶことをやめない姿勢がそこにある。どこまでも自分の後ろ、 つまり未来を考えている方だと思う。自分も天野先生のような先生からバトンを受け取り、自分の後ろの世代につなげていきたい。

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 医療技術にはほとんど興味はなかったが、天野先生の講演に出てきたPCによる人体の構造の再現はとてもすばらしい技術だと思った。 この技術が進歩すれば病気の早期発見につながるし、医療に新たな視点を見い出す可能性を秘めている。また天野先生のお話の中で、アジア各国から患者数が増え続ける問題を解決するために、 人工知能を医療機械に取り入れたり、ボトムアップ型の高適応性人工知能を利用するなどAIの開発にも多くの研究を積み重ねていけば、また世界のリーダーとして活動していけると思う。「ロボット手術」 は行わないという天野先生に反するかもしれないが、これからの 社会に対応していくためには、そうしたテクノロジーに頼っていくことも必要ではないだろうか。

 先生が持っているのは「一度したミスは二度と起こさない」という信念だ。どちらかというと心臓血管外科の医師は堅いイメージがあるが、 先生は気さくで、人と接する仕事の上で必要となるのが信頼であると思う。その信頼を手に 入れるには経験や実力、実績が伴っていないといけない。その点において天野先生は、古い考えにとらわれず、新しいチャレンジをして自分の力を伸ばしてきた。そのようにして人から信頼を得るには強い 意志と行動力をもって良い方向に変化させてやらなければならない。これは今高校生の自分にも必要なことである。というより私もう高2の夏を迎えたので、何らかの変化を起こさなければならない。 東京研修や今回の講演で自分が手にしたものはとても大きかった。遺伝のことや、ゲノムのことを詳細に教えてもらい、生物への関心がとても強くなった。「大学ではこうしたい!」と刺激になることも 多かったが、一番強く感じたのは、今のままで本当に大丈夫なのかという不安である。そんな今こそ強い意志を持って変わらなければいけないのではないかとこの講演会で思った。 SR9号写真4SR9号写真5

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