SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

茶畑 SR times 第28号 「学術研究SABポスター発表会」

SR28号ロゴ

  12月16日(火)の6・7校時に2学年の学術研究SABのポスター発表会がありました。1月に行われるSSH学校公開に向けて各班ごとに課題や改善点が見つかったことと思います。各ゼミの様子をお伝えします。

●物理


 発表形式・・・ポスター発表
 発表時間・・・7分(質疑応答5分)


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 全体的に真剣な表情で発表をしており,中間発表ではまだ始まっていなかった研究が骨組みになっていた。研究のテーマ自体は面白いものが多かったが,研究の内容や方法には班で差が見られた。また,質問に答える人が決まっており,班内でも積極的に活動している人とそうでない人がいるように感じた。
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 先生方からは,「自分たちの研究を難しい言葉を使って発表しており,聴衆に分かってもらおうとする努力が足りないように感じたので,分かりやすい言葉を使うことを心掛けて欲しい」との講評をいただいた。

●化学


 発表形式・・・口頭発表
 発表時間・・・5~7分(質疑応答3~5分)


 化学ゼミはポスター発表ではなく,口頭発表という形式で行われた。発表時の雰囲気は,全員が発表を静かに聞きながらも笑うところは笑うというとても良好なものであった。担当者からの講評としては,「突然の口頭発表という形式となったが,それにも臨機応変に対応した準備がされていてとてもよく,
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また,前回指摘していた点が改善されていて良いプレゼンテーションとなっていた。各班のテャレンジ,ユーモア,信念といったものが見えた発表会となっていた。」という肯定的評価がある一方,「ポスターやプレゼンテーションは初めて見る人に分かりやすいように配慮してほしい。自分の発表のアピールするべき点をしっかり強調していくような発表にしてほしい。グラフ等の書き方を徹底してほしい。」といった改善すべき点もみられた。

●生物


 発表形式・・・ポスターをスクリーンに投影して発表
 発表時間・・・質疑応答を含めて4~10分


 まだ実験をすべて終えていない班もあったが,各々の班が現段階での研究成果をポスターによくまとめていたと思う。全体的には前回の発表会より分かりやすくスムーズに発表できていた。実験の内容や目的も明確になり,聞いている方も大体理解することができた。自分たちが興味をもち,研究した事を1枚のポスターにまとめることは大変で,書く分量を減らすためか専門的な用語を説明しきれない部分もあった。学校公開では聴衆が理解できるよう,口頭での補足が必要だと思う。
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担当者からは,「質問に対して発表者が適切な回答をしていたのは良かったが,聞いている人はもっと積極的に質問をして理解を深めるべきだ」というアドバイスをいただいた。今回の問題点を改善し,実験を完全に終わらせて学校公開に備えたい。

●地学


 発表形式・・・ポスター発表
 発表時間・・・5分(質疑応答5分)


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 今回のポスター発表は,前回の中間発表よりも1段階も2段階も向上したものとなっていた。発表会は程よい緊張感に包まれた中で行われ,各班それぞれの研究について丁寧に説明していた。しかし,ゼミ担当者やTAの方々,他の班から厳しいアドバイスや返答に困る質問が飛び出す場面が多く見受けられた。
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 特に生徒の身近なものが研究題材であったり,大きな興味を引いたりするような研究発表をしている班に対しては疑問点がより多く挙がっていたように感じられた。担当者から全体へ向けてのアドバイスはなかったが,各班ごとに発表会が終わっても遅くまで残って助言を求め,話し合っていた班もあった。学校公開はさらなる内容の向上に期待したい。

●数学


 発表形式・・・ポスター発表(ゼミを3つに分けて実施)
 発表時間・・・5~7分(質疑応答1~2分)


 中間発表の時と同様,良好な雰囲気の中で進んだ。数学ゼミはすべてが個人研究である分,発表のすべてを自分で行うという点においてはある意味やりやすかったのではないかと思う。また,質疑応答においても生徒間で活発なやり取りが多かったのもよかったと思う。先生からのアドバイスとしては,話す速さや目線といった内容よりも発表の仕方の指摘が多かった。学校公開においてはこれらの指摘を踏まえてさらに改善し,これまでの学術研究の集大成となる最高の発表をしたい。
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●情報


 発表形式・・・ポスターをスクリーンに投影して発表
 発表時間・・・4分(質疑応答1~2分)


 中間発表会では,全体として具体性に欠けていたが,今回はそれぞれの班が行動に移したり,形として残していたりしたので聞きごたえのある発表会となった。情報ゼミには,スマートフォン向けアプリの開発からゲーム依存の調査まで幅広いジャンルの研究があるため,研究方法やターゲットとする媒体も様々であるが,担当の先生からいただいたアドバイスは,
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「世の中で役に立つものは何らかの不便さを軽減・排除するものである。」とこのゼミの根本を指摘するものであった。つまりせっかくの研究を自己満足で終わらせず,世の中にあらわれている「不便さ」に向き合い,意味のある研究を進めていくべきなのだということを改めて考えるよい機会となった。学校公開が刻々と迫ってきているので,各々の研究を調整・仕上げをするとともに,発表の練習を重ね準備万全で当日を迎えたい。

●国語


 発表形式・・・口頭発表(資料のある場合は別途掲示)
 発表時間・・・4~9分(質疑応答2~5分)


 中間発表会での先生からの指摘を踏まえ,研究題材の説明や配布資料などを用いてより聞き手にわかりやすいような発表をしている班が多かった。また,内容も各班の個性が表れており,とても面白いものだった。しかし,6分という制限時間を守ろうとするあまり早口になる班が多かったように感じた。
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また,ポスターの内容をただ読んだ班は大きく時間を超過してしまったので,重要点を絞って簡潔にまとめるといった工夫が求められる。学校公開では人数の多い班は班内の共通理解によって,論理展開の統一化が求められると思う。

●地歴


 発表形式・・・レジュメを配布してのポスター発表
 発表時間・・・7~9分(質疑応答1~3分)


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 班の数が多い為,発表を2週間に分けての発表会でした。ゼミの雰囲気としては,みんなそれぞれが発表者に耳を傾け集中して聞いている様子でした。しかし,発表に対しての質問数がかなり少なかったのが残念な点でした。先生からの指摘の中で一番多く挙げられたのが,ポスターの見やすさについてです。
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 文字数が多く,目にして興味が引かれるものが少なかった気がしました。学校公開までには各自がポスターを分かりやすいものにし,自分の発表内容についてしっかりと詰め,聴き手の興味を引く研究発表となることを期待します。

●公民


 発表形式・・・ポスター発表
 発表時間・・・6分(質疑応答3分)


 今回の発表会はおおむね良好であった。公民という広い範囲かつ奥深い分野の中で自分の研究に必要な情報の調査・考察はできていたようだった。一方で自分の論を展開しすぎるあま制限時間内に終わらない班が非常に多かった。学校公開では時間制限があるため,6分という発表時間の中で自分の主張を聞き手にわかりやすく説明できるような工夫が必要だ。特に公民分野においては問題を考えるにあたっての予備知識が重要なのでどのようにまとめるかが最大の課題だと思う。ある物事に対する多くの立場が存在する公民分野では多様な質問に返答できるように学校公開に向けて入念な準備をしたい。
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●英語


 発表形式・・・ポスター発表
 発表時間・・・5~10分(質疑応答1~2分)


 英語ゼミということもあり,英語で発表している班がいくつかあった。英語での質疑応答も行われ,より実践的な発表会であったと思う。英語の暗唱が難しかったせいか,原稿に向かって話しかけている班が多かったように思われた。また,生徒が発表内容を理解できず,生徒同士の質疑応答の深まりが今一つだったようにも思う。研究内容としてはアンケート調査(ディズニープリンセスと社会情勢の変化)やALTのジェフリー先生にも協力(英会話の上達のためには音読と会話のどちらが有用か,など)してもらうなどして文献に依存しない幅広いものであったのはよかったと思う。発表者は自分の主張をいかにして強調するかを突き詰めていくとよりよくなると思う。
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また,ポスターの内容をただ読んだ班は大きく時間を超過してしまったので,重要点を絞って簡潔にまとめるといった工夫が求められる。学校公開では人数の多い班は班内の共通理解によって,論理展開の統一化が求められると思う。

●保健体育


 発表形式・・・ポスター発表
 発表時間・・・7~8分(質疑応答1~2分)


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 今回の発表を通じて体育ゼミの研究内容は「体育関係」と言っても,「筋力トレーニングと運動・精神面や身体面の関係」や,「アンダーシャツの有用性」といった運動そのものに関する内容だけでなく,認知症についての研究,スポーツの歴史など広いものなのだと感じた。発表においては,発表者自身はもちろんのこと,聞いている側の人の姿勢も真剣だった。しかし,普段調べて学ぶことの少ない専門的な内容だったために,質問がほとんど見受けられなかった。担当の先生方からも「暗い雰囲気であったのでもっと質問が飛び交うと,より良い発表会になるのではないか」という講評をいただいた。今回の発表でもう一度研究内容を見直す必要がある班や,その他何らかの改善を施す必要がある班が多いと思う。今回の発表会で明確になった問題を真摯に受け止め,今後の研究に繋げていくことが大切だと感じた。

●音楽


 発表形式・・・ポスター発表
 発表時間・・・3~10分(質疑応答2~3分)


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 全員が個人研究ということで様々な視点から音楽を考察することができ,大変参考になった。また当初の予定であった発表時間である3~5分という時間を大幅に延長することが多く各発表の熱意が強く伝わってきた。それぞれの発表の仕方も独創的であり,実演などで聞き手を惹きつける発表が多く,音楽ゼミらしいものだった。質問も活発に出て活気のある発表会となった。また音楽ゼミの先輩や阿部先生にも発表を聞いて頂いたことでいろいろな視点からの意見交換につながったと思う。
 〈担当者から〉 準備不足の感が否めない。12月9日の段階でポスター内容の検討を行うことができたのが3人のみ,という現状からも容易に想定はできたが残念である。
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 発表内容については独創的,または興味深い視点で行われているのも複数あり,期待していただけになおさら残念。全体的にはテーマ設定の段階で東京研修での研修内容をもとに発表まで見据えて年間を通して進めてきたものほど意義深い内容としてまとめられていたので,やはり計画性とじっくり腰をすえて取り組む根気強さが大切と実感している。

<<編集後記>>


 今回のSR timesで各ゼミの様子について触れることができたと思います。冬休みで各自準備をしてきたこととは思いますが,学校公開に向けて外部の方々に自分の研究成果を最高の形で発表できるように頑張っていきましょう。この後も個人論文の提出など様々なことが残っていますので気を抜かずに取り組んでいきましょう。

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