SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

茶畑 SR times 第3号 「合同巡検ポスター発表」


 今回の茶畑SR timesは、9月6日(木)に行われた「合同巡検ポスター発表」についてレポートします。各クラスで行った発表会で、最も評価が高かった班が代表となり、学年単位で行われた発表会です。各班で研究成果をポスターにまとめ、それをもとに発表しました。 目的は合同巡検において実施した海洋生物をテーマとした研究の成果を発表することでプレゼンテーション能力を高め、質疑応答によってサイエンスコミュニケーション能力の向上を図ることです。

 発表会の始めに小崎先生からの挨拶がありました。

SR3号写真1 〈小崎茂先生の話〉
 各班の研究はなかなかのものでした。論文になると厳しいところもありますが高校生のものとしては十分でした。しかし、一高生ならばSSHらしい高校生よりももっと学問的なものを目指し、 臆せずに縮こまらずに堂々と発表してください。

そして、次に発表に移りました。各班の研究テーマは次の表の通りです。

テ ー マ
1 10 浅虫のイワガニの生態 -多方面から見てー
2 8 転石海岸でみた生物 
-潮間帯から潮下帯にかけての生物の分布の変化-
3 7 貝の役割 -浄化作用はあるのか-
4 7 溶液の違いによる貝の反応 -反応から貝の性質を探る-
5 6 浅虫のいきもの -浅虫、裸島付近の生物分布調査解析-
6 3 ミドリイソギンチャクの刺激に対する反応
-物理的・化学的・光の刺激それぞれに対する反応-
7 1 ヒトデの解剖、観察から見る構造。及び高温、淡水への適応能力
8 6 潮だまりの生物を陸上に出した時の反応~乾燥に耐えるという視点から~

 

  各班について小松原幸弘先生の講評を以下にまとめました。

SR1号写真2SR3号写真3・1組・・・イワガニの生態を多様な視点から研究していました。彼女たちはカニの歩きかたや体の大きさに着目し、独創的な手法で研究をしていました。 とても面白い研究だと私たちも感じました。SR1号写真4
・2組・・・転石海岸の生物の分布を表にしてわかりやすく発表していました。 巡検という限られた時間のなかで行うには少し難しいテーマだったのかもしれませんがもっと時間をかけて煮詰めていけばよりよい研究が出来上がると思います。
・3組・・・彼らはアサリの浄化作用に対する研究です。対照実験がなされている様子が写真に示されており、よく考えられた研究だと感じました。SR1号写真7
・4組・・・溶液に対する貝の反応の違いを研究していました。面白いテーマですが、材料や方法にもうひと工夫がほしいところでした。
・5組・・・海辺に棲息する生物が研究テーマでした。考察が文字でしか述べられていないのでデータを図などを利用して示すとわかりやすいものになると思います。
・6組・・・イソギンチャクと刺激に関しての発表でした。図やグラフで実験ごとに結果を対応させると見やすいと思います。SR1号写真7
・7組・・・ヒトデの生態の研究でした。各実験の結びつきを改善するとさらに良くなると思います。また質問に対する議論も起きて、壱高生らしい時間になったとおもいます。
・8組・・・潮だまりの生物についての発表でした。一見単純ですが、内容は非常によかったと感じます。考察を工夫すれば、さらによい発表になるでしょう。
見ることができました。

SR1号写真2SR1号写真2SR3号写真3SR3号写真3

 どの班も各組の代表として生物実習の研究成果を堂々と発表しており、代表に選ばれなかった班にとっても非常に参考になり、次回の研究への手がかりになったと思います。また、質疑応答では科学的な視点でしっかり的を射た質問がなされており、会の途中では単なる質疑応答ではなくディベートのような形で白熱した応答もありました。

<編集後記>
 今回の茶畑SR timesは第3回の発行となりました。今回はポスター発表特集号ということで、皆さんの熱い発表の様子をより鮮明にお伝えしようと思い、気合いを入れて制作にとりかかりました。 前回と同様、情報を伝えることがいかに難しいか痛感しました。 よかった点としては、写真をうまく活用し、会の状況を伝えられた点です。緊張した発表者の様子と深く聞き入る皆さんの様子が鮮やかに思い出されるようなものとなりました。 悪かった点としては、会の様子を記録していたのですが、細部までとることができず編集の際に行き詰る原因となってしまいました。次号の制作に当たる際には今回の反省をいかして、より興味を持って読める新聞を作成していきたいと思います。この新聞は、学術研究委員だけでなく1学年全体で作り上げていくものだと私たちは考えています。この新聞に対する意見や要望があれば気軽にお願いします。 また生物研究が無事幕を閉じたので、災害研究に入っていきます。それぞれの考え、想いにあったテーマにそってまたがんばっていきましょう。 今後もよろしくお願いします。
                        (学術研究委員 加藤・齋藤・澤村・若生)

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