SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

茶畑 SR times 第30号 「SSH学校公開」 NEW

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 1月10日(土),第2回学校公開「学校設定教科 学術研究(ポスター発表会)」が開催されました。サブテーマとして『ともに,前へ。 相互コミュニケーションを活用したポスター発表~普通科全員によるSSH~』と設定し,1学年は64班が10月から行っている「災害研究」を, 2学年は個人・グループ研究の計139班が4月から各々の興味のある分野について研究する「課題研究」について発表を行いました。 今回は発表を終えての感想,運営指導委員の先生方から頂いた講評を中心にお伝えします。

<<感想>>

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  • 学校公開でのポスター発表は,1年生にとって初めての経験であり,少し緊張しました。しかし,同級生や先生以外の方からの意見や評価をいただくことができ, とても有意義な発表となりました。また,今まで見たことがなかった2学年の発表も見ることができました。私達よりもはるかに完成度の高い発表を見て, 来年度の学術研究活動への意欲が湧きました。(1年)。
  • 今回は,いろいろな班の研究を見ることができました。特に,二年生の先輩方の研究内容は専門的で幅広い分野のものをテーマにしていてどれもおもしろそうで, 来年はより自由な研究ができるということを実感することができました。(1年)
  • 1年生は「災害研究」という大きなテーマに統一されていましたが,2年生のテーマは非常に様々であり,1年生と2年生の研究内容の差を痛感した発表会となりました。 来年度どのような方面で研究していきたいかということを自ら考えるいい機会になったと思います。(1年)
  • さまざまな興味深い研究のポスター発表が行われており, 全て見ることができなかったのは残念でした。しかし,発表の練習の機会を得られ,また, 自分のポスター発表を大学の先生方に見ていただいて,新たな助言をもらうことができたので,とても有意義な学校公開だったと思います。(2年)
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  • さまざまな興味深い研究のポスター発表が行われており, 全て見ることができなかったのは残念でした。しかし,発表の練習の機会を得られ,また, 自分のポスター発表を大学の先生方に見ていただいて,新たな助言をもらうことができたので,とても有意義な学校公開だったと思います。(2年)
  • 今回の発表を通じて,自分ではある程度仕上げたつもりでもまだまだ詰めが甘いということがよくわかった。第三者からの意見をいただくことで自分では気づかなかった穴に気付けてよかった。 論文作成時に修正していきたい。(2年)

<<先生方からの講評>>

枝松 圭一 先生(東北大学)

 校訓「自発能動」に基づいた,各自が自分の興味や関心を持った分野について研究をしていたので,もっと進めていってほしい。 今後は人の研究を聞くこと,人に自分の研究を「聞かせる」努力をして「コミュニケーション」をより進める工夫をしていくとよりよくなると思う。

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本川 達雄 先生(東京工業大学)

 1年生の防災研究は正直まだまだ改善点があるが,2年生の研究はさすがのものであり,1年間でここまで進歩するものなのかという印象を受けた。 「なぜこの研究をしたいのか?」という研究動機や,結論をより明確にしていってほしい。

虫明 元 先生(東北大学)

 全体的によい発表で感心させられた。仮説設定はよかったと思うが考察をどのように進めていくかが不明瞭な点も見られた。また,仮説と結論が一致しなかったとき, ただ「一致しなかった」という一点だけで終わらずに,新たな問いの発見や新たな研究を提唱していくとよりその分野の研究が深まっていくと思う。

木村 晃彦 先生(京都大学)

 研究動機について,個人研究は自分の興味関心によるものと思われるが,グループ研究の場合,自分たちで討議した結果なのか教員などのアドバイスに着想を得たものなのかの線引きをはっきりするとよい。 今後はこういった機会での「発表」に終始せずもっと対外的に活動すべき(現地調査やアンケート調査をした相手に伝えるなど)。 研究は発表して終わりではないということを頭に入れておいてほしい。

清水 浩 先生(慶應義塾大学)

 研究発表というものはスポーツに例えるなら試合のようなもので,「内容」と「方法(戦術など)」がよくなければいけない。今回のような聴衆が発表者を選ぶ場合, 聴衆は「引きつけるタイトル」「発表のはじめ」「まとめの具体性」の3つの観点で選ぶ。話すときに相手の顔を見てゆっくりしゃべるために「10回の発表練習」をやってほしい。

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鈴木 陽一 先生(東北大学)

 1年生だけでなく2年生(特に文系)にも「調べ学習+自分の感想」となっている班が多かったと思う。文系も対象物どうしの比較や数値化などに努めて,いかに「科学」的に自分の研究を進めるか, ということをもっと考えてほしい。

田辺 新一 先生(科学技術振興機構)

 どの班もよくやっていたと思う。あとはもっと失敗を恐れることなく果敢に挑戦していってほしい。

<<編集後記>>

 今回は1学年・2学年の両学術研究委員会が初めてコラボレーションを実現し,SSH学校公開という一つの行事の結果を2つの学年で共有できた非常に貴重な機会だと思います。 2学年は今回の発表会を踏まえて個人論文の作成など,2年間にわたる学術研究の大詰めの作業にあたっています。 SR30号写真5 最後の最後まで自分の研究をより良いものにできるように頑張ってほしいと思います。 1年生は来年の個人研究に向けて自分は1年かけてどのような研究をしたいのかじっくり考えていってください。 各学年とも「昨年を越える」意識で積極的に取り組みましょう!

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