SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

茶畑 SR times 第32号 「先端科学技術講演会」NEW

SR32号ロゴ

SR32号写真1
 1月14日、東京工科大学メディア学部メディア学科教授、佐々木和郎先生を講師としてお招きし、「『感動を作るテクノロジー』~メディアとエンタテインメントの現場から~」という題でご講演いただきました。佐々木先生は本校高29回生で、講演の中で当時の一高の様子なども教えてくださいました。今回は講演会の内容と生徒の感想を紹介します。

 テレビ局での仕事・近年の活動


 佐々木先生は24年間テレビ局でお勤めになり、様々な番組制作に携わっていらっしゃいました。今回の講演会では先生の体験を通して、映像技術の発達について学びました。
 1986年の特撮CGの始まりといえる特別番組の制作では、当時のCG技術で1秒間の映像を作るために8時間かかり、放送日が近づいても番組が完成していないというような苦労もあったそうです。また、仕事をされていく中で、海外との共同制作という話もあったそうで、外国の方と仕事をする上での英語の重要性も教えていただきました。
 近年の仕事として、有名歌手のライブのデザインについてもお話をいただきました。ライブに使われる機材や投影する映像の作成方法など、普段私たちが知ることのできない舞台裏を拝見させていただきました。

 一高生に向けて

講演の最後に、働く上で大切なこと・創作のコツなどを教えていただきました。

  • 成功している人の持つ力
    • 文理を超えた総合力 → あらゆる業界で必要になる
    • プレッシャーと戦える力
    • チームで発揮する力
    • 人間性
    デジタル時代となり、個人に求められる技術が増えた、いわゆるマルチプレーヤーになる必要がある。他者とのつながりを大切に、自分と合わない人とも人脈を持つと得である。
  • 創作の方法
  •  何もないところからどう創作するか?
    →思いつくことを「心の冷蔵庫」に入れておき、後から取り出せるようにしておく。
  • 一高生へ
    • 今の自分を信じて、若者らしく図々しく行動すべき。
    • 日々の生活の積み重ねによる爆発的な成長、「人間の創発」を行うと良い。
    • 誰もやらないことに取り組むことが大切である。

 感想・アンケート結果(一部抜粋)


  • 映像分野は理系のものだと決め付けていたが、文系の自分でも興味の持てる講演会だった。講演を聞いて、映像(3D)を作るということはとても難しく、大変な仕事であると感じた。一高出身の方が世の中で活躍していることは嬉しいことだと思う。
  • 今回の講演会の内容は、自分のやりたいことに近く、面白くためになった。理系文系にかかわらず、という話があったように多くのことを学んでいきたい。マルチに活躍できたら良いと思った。佐々木先生が私たちに託したメッセージを胸に留めて、これから勉強や部活に取り組んでいきたい。

今回の講演会について

Q1 講義に興味を持てたか
大変興味深かった  70.1%  まあまあ興味を持てた  28.6%
あまり興味を持てなかった 1.3%   全く興味を持てなかった 0.0%
Q2 視野が広がった
よく当てはまる    73.8%   やや当てはまる  24.9%
あまり当てはまらない  1.3%   全く当てはまらない  0.0%

 ~感想・アンケート結果から~

  •  アンケート結果より、Q1、Q2のどちらにおいても9割以上の生徒が良い評価をつけていることがわかります。まずQ1について、「大変興味深かった」と回答した生徒が全体の7割を占めています。これは講演会の中で、テレビ番組やライブなど、生徒が普段縁のない仕事現場について知ることができたからではないかと考えます。 また、感想の中で、「佐々木先生の一高生へのアドバイスが印象深かった」と述べているものも見られ、先生の話が参考になったと考える生徒も多いようです。
     Q2については、抜粋した感想文にもあるように、先生が講演会でおっしゃった「理系文系にかかわらず様々な分野に視野を広げるべき」という言葉に影響を受けた生徒が多かったことを物語っているともいえます。今回の講演会は分類するとすれば理系の内容を多く含んでいますが、仕事を行う上で大切なことなど、全ての生徒にとって含蓄のあるものであったようです。

 編集後記


 講演会の感想を見ていると、「佐々木先生のようにプレゼンをうまく行いたい」といったことを書いている生徒が多いように感じました。ポスターを使ったプレゼンテーションは、以前の生物実習や災害研究で度々行ってきましたが、今回の講演を見て、自分たちの今までの発表を見直すことができたのではないでしょうか。プレゼンテーションの技術は学術研究だけでなく、今後の社会生活でも非常に重要となってきます。そういった点でも、私たちは物事を他人に伝え、理解させる技術を磨いていくべきでしょう。

SSH

PDFファイル(サイズ:xkbytes) は、Adobe Readerでご覧ください。
もし、インストールされていない場合は、 HPで必要なソフトサイト(無料)より、ダウンロードしてください。 もしくは、Google社の無償ブラウザChromeHPで必要なソフトをご使用頂いてもPDFファイルをご覧になれます。

ページのトップへ戻る