SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

茶畑 SR times 第33号 「口頭発表会(ゼミごと)」

SR33号ロゴ

  2月12日・17日の6・7校時に2学年の学術研究SAB口頭発表会がありました。今回の発表会では来年の学術研究のゼミ選択の参考としてもらうために一年生にも発表の聴衆として参加してもらいました。今回も各ゼミの様子を中心にお伝えします。

●物理


発表形式:パワーポイント,発表時間:10分(質疑応答10分)


 みんな発表に真剣に取り組んでいるようであり,原稿を見ずに発表をしている班が多く見られた。また,2回のポスター発表での経験を生かし,分かりやすく上手に発表をしていたように思う。
SR33号写真1
スライドの画面も見やすいようにそれぞれ工夫されているように感じた。
 担当の先生方からは,図を使うときは単位や見やすさに気を付けて使わなければいけないとのご指摘をいただいた。また,今後研究をするにあたって予想と反する実験結果であっても,どう解釈するかが重要であるため実験に対して誠実に取り組んでほしいとのことであった。
ゼミ代表:2班「The Direction-Dependence of Cosmic Ray Flux」

●化学


発表形式:パワーポイント,発表時間:7~12分(質疑応答3分)


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 発表は,本論からそれた話をしている人はおらず,何を話しているのかがとても聞きとりやすい環境であった。質問はそれほど多いというわけではなかったが,発表と発表の間の時間は様々な人々が意見を言い合っていた所はよかった。発表の前に実演をしている班もあり,視覚的にどのような実験を行っているのかがわかりやすくなっていて,よいのではないかと思った。
ゼミ代表:8班「再生繊維 -紙を繊維にリサイクル-」

●生物


発表形式:パワーポイント,発表時間:5~15分(質疑応答20分)


 1年生にもわかりやすいように手順のひとつひとつや用語の説明をしているグループが多く,2年生どうしも実験方法や手順の果たす役割などを再確認でき,発表者と聴衆の両方が学べるようなよい発表会となった。
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特に絵を用いて実験方法を説明した班や,解剖をした実際の骨を回覧した班も,研究内容をより具体的に知ることができたと思う。講評としては「スライド,発表内容がわかりやすい班とそうでない班の差があった。スライドはわかりやすく簡潔にしてもっと図や写真を使うべきだ」ということだった。これで学術研究は終わりになるが,この2年間で学んだことを今後の活動に生かしていきたい。
ゼミ代表:1班「自生する遺伝子組み換え作物の実態」

●地学


発表形式:パワーポイント,発表時間:10分(質疑応答20分)


 今回の口頭発表会には,聴衆として一年生も参加した。それもあってか,これまでの中で最も緊張感のある発表会になっていた。どの班も,ポスター発表会や中間発表,日々の学術研究の時間に得たものを取り入れた発表になっており,内容が充実していたように感じられた。
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また,スライドを活用した発表に慣れていない班もあり,必要なスライドが欠けていることや,データが表示されていないトラブルが時折見受けられた。
 担当の先生方からは,「興味を持ったことをきちんと調べていた。」「自分たちで考察まできちんと行い,成長が感じられた。」といった全体に向けてのアドバイスをいただいた。
ゼミ代表:2班「食変光星の観測」

●数学


発表形式:パワーポイント,発表時間:5~7分(質疑応答1~2分)


 1回目の発表会は,発表の代表者のうちの1人が当日まで口頭発表用資料を持ってこないという問題が発生しましたが,
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2回目の発表会で発表を行う予定だった人が急遽発表をしてくれ,円滑に進みました。2回目の発表会はいつも通り淡々と進みました。担当の先生方からのアドバイスは特にありませんでした。また,発表後の質疑時間で,2年生からの質問はいくつか出たものの,1年生からは1つも出ませんでした。とても悲しかったです。何か出してほしかったです。
ゼミ代表:7班「フィボナッチ数列とリュカ整数の比較
                           -剰余の周期から規則性を探る-」

●情報


発表形式:パワーポイント,発表時間:4~8分(質疑応答1~3分)


 今回の発表会では,課題研究として作成したハードウェアや,思考ゲームなどのソフトウェアの実機を展示するグループもあり,1年間の研究活動の集大成とするのにふさわしい発表会だった。担当の菅野先生からは,「去年の学術研究よりレベルアップした研究で,発表会を楽しむことができた。
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68回生の発表を聞いた69回生は,来年度更に良い研究を進めて欲しい」との講評を頂いた。また,学術研究が終わった後も独自で完成を目指したり,より高度な研究を進めたりするグループも多く,ゼミで得られた知識や経験をとどめておくだけでなく将来的に幅広く活用していきたいと思う。
ゼミ代表:9班「数字当てゲームの作製」

●国語


発表形式:パワーポイント,発表時間:8~12分(質疑応答1~6分)


 内容については発表形態に合わせ,簡潔にまとめられたものが多く,発表時間も大体守られた。しかし,情報量に偏りがあったり,強調したい点が分からなくなったり,
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注釈や説明が多く本筋からずれてしまったりと効果的な伝え方については課題が残った。アニメーションを取り入れ,画面に視線を集中させる工夫が見られた班は見づらく,統一感のない印象を受ける時があった。1年生からは“発表が拙い”といった辛辣な意見も出たが,冷静に受け止めて更なる改善に役立てることを望む。1年生の存在のおかげで,いつもより緊張のある発表ができ,1年生に何を見せるのかを考える良い機会となった。結論の後に“提言”まで言及したことで,より発表の内容を深めることができた。
ゼミ代表:9班「『雨月物語』「菊花の約」より -“軽薄の人”は誰か-」

●地歴


発表形式:パワーポイント,発表時間:5~10分(質疑応答1分~)


 今回は初めてのパワーポイントでの発表ということに加えて,1年生も見学しながらの発表でしたので少し緊張していたようでした。
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スライドの内容も簡潔かつ見やすく作られていたうえにアニメーションを適度に使用しており,とても分かりやすく作られていました。発表時間も10分程度と,適切な長さで行われていたように思います。また,見学に来てくれた1年生も,2年生の発表を真剣に聞いていたようで,様々な質問をして,各自理解に努めていました。大多数の人はこの時間で学術研究が終わりますが,代表となった人には最後まで頑張って頂きたいと思います。一年間お疲れ様でした。
ゼミ代表:5班「情報社会のあるべき姿 -歴史から鑑みよう-」

●公民


発表形式:パワーポイント,発表時間:7分以内(質疑応答3分)


 1年間の集大成となる発表会ということもあり,中身の濃い発表会だったと思う。しかし,7分という時間制限に対する認識が非常に甘く,大きく超過するものが多かった。
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公民(政治経済)という専門性の高さから用語の解説などで時間を要するのはやむをえないことだが,簡潔にわかりやすく伝えることが発表会の最大の目的であったことを考えるといまひとつな感じは否めなかった。大半の人の学術研究は終わりとなるが,今後大学などで続く研究活動に向けて簡潔さとわかりやすさの両立という点を突き詰めていきたい。
ゼミ代表:2班「成果主義のメリット・デメリット」

●英語


発表形式:パワーポイント,発表時間:6~12分(質疑応答1~4分)


 パワーポイントを用いたことでポスターより多くの画像を使って説明する人が多かった。スライドも口頭発表もすべて英語で行う班の発表は画像によって,かなり理解しやすいものになった。全体的に質問が少なく,1年生からの質問を期待していただけに寂しかった。スライドは情報量が少ないため,リハーサルをしたかどうかが発表の完成度を二分していた。自分の研究内容に興味を持たせるために,有名人の画像や有名な漫画を利用していた。
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発表者も慣れたのか英語で発表する人は大事な部分を強く言えるようになっていたり,英語の質問に英語で答えていたりと,英語ゼミらしさが存分に出ていて1年生に良い影響を与えられたと思う。これで学術研究は完成することになるが,英語の構造や発表だけでなく他にも疑問を持つことはいくらでもあると思うので,自分で調べ解決する姿勢を大切にしていきたい。
ゼミ代表:8班「英語の変遷から見る発音と綴り字の不一致」

●保健体育


発表形式:パワーポイント,発表時間:7~8分(質疑応答1~2分)


 研究に対して前向きに考え,すばらしい発表であった班が見られた一方で,
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これまでの研究の成果としては内容が薄いのではないかという印象を受けた班が見られたことはとても残念であった。一年生が参加していたということもあり少し緊張感が生まれてよかったと思う。担当の先生からは「一年間の研究の成果が見られ,どれも素晴らしい発表であった。」とのことだった。各班が一年間取り組んだ研究を聞き,さらに物事に対する見方が増えたのではないだろうか。
ゼミ代表:6班「Let'sメントレ!! -緊張とパフォーマンスの関係-」

●音楽


発表形式:パワーポイント,発表時間:3~10分(質疑応答2~3分)


 今回は一年生が見学に来たということもあり,適度な緊張感があった。
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前回の発表も踏まえた修正が行われ,発表にも慣れてきたためか発表技能の向上が見られ,実演なども交えながら堂々と発表をしている人も多かった。一方,前回の発表からの時間の割には内容の深まりが今一つに感じられ,準備不足な感じは否めなかった。一年生には今年の研究を踏まえ引き継いでいってもらいたい。
〈担当者から〉
 ゼミ中間発表会,ポスター発表会などの経験を踏まえて,それぞれが聴衆により伝わりやすくするための工夫が見られた口頭発表でした。69回生に向けて,1年間という限られた期間で有意義な課題研究をするためのアドバイスを付け加えた発表もあり,今回,学年間の交流を取り入れた発表形式は大変有意義なものだったと実感しています。
ゼミ代表:2班「駅メロディに隠された秘密 -その役割と効果を考える-」

≪編集後記≫

 今回のSR timesで各ゼミの様子について触れることができたと思います。
2年生は,今回はパワーポイントでの発表となりましたが,ポスター発表とは異なった
難しさもあったと思います。次の3月に行われる口頭発表会で2年間の学術研究が
終了します。集大成となる最高の発表となるよう頑張っていきましょう。
1年生は,今回の発表を参考に来年一年間所属するゼミを慎重に選んでください。
そして今年度よりもさらに質の高い発表を目指してほしいと思います。

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