SSH(スーパーサイエンスハイスクール)

茶畑 SR times 第9号 「合同巡検特集号」

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  • 【初めに】

    SR9号写真1 私たち68回生は7月9,10日に,青森県の三内丸山遺跡,浅虫海岸に合同巡検に行ってきました。これまで準備に準備を重ねてきた甲斐もあり,また,天候にも恵まれ大変充実した合同巡検になりました。
      一高の合同巡検は,他校の野外活動とは異なり,研究のテーマから道具まで全て生徒が準備するというとても実践的なものです。慣れないこともあり,みんな戸惑っていましたが,さすがは一高生。行動力とチームワークで,見事に合同巡検を成功させてくれました。皆さんお疲れ様でした。。

  • 【地歴公民科実習】

     青森に到着後すぐに,私達は三内丸山遺跡を見学しました。縄文時代を代表する三内丸山遺跡は,今から約5500~4500年前(縄文時代前期から中期)遺跡で,青森県営野球場を建設する際の発掘調査によって発見されました。そこには縄文時代中期の数多くの建物や土器,墓の跡などが復元されています。その中には,私たちが教科書で見たことのあるものもありました。また,ガイドさんの説明によって時代背景などが知ることができ理解が深まりました。ここでは,三内丸山遺跡の生活について紹介したいと思います。
    建物
    ① 竪穴住居…… 竪穴住居には屋根に使われている材料によって,樹皮住居,茅
              葺住居などと呼ばれています。 三内丸山遺跡ではこれまでに
              550棟以上見つかっており,15棟が復元されています。
    ② 掘立柱建物…掘立柱建物は地面に穴を掘り,柱を立てた高床建物です。栗の
              木を材料として使い,屋根と 壁は茅葺で復元されています。用
              途は,倉庫または住居であったと考えられています。
    ③ 盛土…………盛土は大量の土器や石器などが土と一緒に捨てられた場所で,
              約1000年かかってできたもので,厚さ2m~2m50㎝にも達し
              ます。この中からは,大量の土器や石器のほか,ヒスイ製の玉,
              土偶など非日常的な遺物も数多く出土しています。

    SR8号写真2SR8号写真3

    SR8号写真7 食べ物・・・主に小動物,栗,クルミ,さるなし,
           魚。(マンモスはいません)
    ・・・・・・当時の子供の生存率は約25%。
           遺跡からは子供の墓800基,大人
           の墓(複数人共同)300基が発見さ
           れています。
    気候 ・・・・当時,気温は現在よりも2~3℃高
           かったと考えられます。また,海面は現在より高く,海岸線が遺跡から
           数百m地点にあったと考えられます。

  • 【生物科実習】

    <下見> 三内丸山遺跡を見学後浅虫海岸へ移動し,2日目の下見を行いました。
          下見は各クラス毎に実習場所(海岸線,浅虫海洋生物学教育センター)
          や注意事項の確認や,清掃活動を行いました。また,生物科の先生方か
          ら満潮と干潮の潮位の違いについて説明を受けました。
    <実習> 実習当日はあいにくの曇り空でしたが,事前に各班で設定したテーマの
          下で活動しました。研究内容としては,生物の食性や反応,運動につい
          て,海岸に自生する海浜植物,浅虫海岸の生物分布,岩礁海岸と砂浜・
          転石海岸との生息する生物の違い,などでした。調査した生物は,イソギ
          ンチャク,ヒトデ,イワガニ,ムラサキインコガイなどの,主に浅瀬に生息す
          る生き物たちです。班によっては調べる生物がなかなか見つからなかっ
          たり,終了時間が迫って焦っていたり,などと苦労している様子もありま
          した。しかし,同じ班やクラスの仲間,先生方の力も借りながら3時間の
          実習時間の中でどの班もとても有意義な活動をしていました。

    SR8号写真5 SR8号写真6 

    夏休み明けの8月29日,班ごとに作成したポスターとレポートを使ってクラスごとに発表会を行います。大切なまとめ活動の一環としてしっかり取り組みましょう。

  • <編集後記>

    SR8号写真7  今回の合同巡検はどうでしたか?その中でどのような成果が得られたでしょうか?三内丸山遺跡では縄文時代の歴史を感じ,浅虫海岸では様々な海洋生物に触れました。新たに発見したことさらに疑問の深まったことなど,たくさんあると思います。それらの考えは他の人には無い自分だけのものです。その自分の感性を大切にして,一高生らしい個性あふれるレポート,ポスターを作成してください。そして,この経験を忘れずにみなさんが持つ知的好奇心をさらに深めていってほしいと思います。
                                           〈学術研究委員〉

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